問 三重県の平成31年度当初予算のポイントには、「三重・奈良・大阪ルートおよび県内駅位置の早期確定や東京・大阪間の早期全線開業に向け、関係府県市、経済団体等と連携しながら、JR東海のリニア事業に協力するとともに、県内の気運醸成を図る」と書かれています。しかし、県が行った令和元年5月の国への提言・提案は、昨年11月の国への要望からあまり進展がみられません。県内の気運をどのように醸成していくのか、知事の意気込みをお聞かせください。
答 昨年度から本年度にかけ、リニア中央新幹線の開業による時間短縮効果や、観光などさまざまな分野に及ぼす効果などについて、調査を実施しており、その効果を分かりやすく県民の皆さんにお示しすることで、全線開業に向けた県全体の気運醸成を図っていきたいと考えています。今後、令和という新時代に、県民の皆さんに夢と希望を持っていただけるよう、一日も早いリニア全線開業の実現に向け全力で取り組んでいきます。
観往知来(かんおうちらい)
過去のことをしっかり参考にし、将来を展望して見通しを立てることです。(出典:「列子」説符篇)