問 政府が進める「地方創生」政策は識者によって評価が分かれます。例えば、地方への交付金は国が事業内容を検討し、採否を決定するひも付き補助金であり、また、国が「地方創生」として自治体間の競争で求めているのは成功事例で、成功がある以上、失敗や衰退は地域・自治体の責任となるという指摘もあります。このようにさまざまな議論がある「地方創生」について、知事の評価をお聞きします。
答 本県や国の地方創生の状況は、未だめざしている成果が現れていない中、国が交付金を今年度も確保し、制度運用を改善したことや地方に視点をおいた大学の振興方策の取り組み、若者を中心としたUIJターン対策の抜本的強化等を示したことは、地方の実情をふまえた対応として一定の評価ができるものと考えています。