問 発災後には、インフラや住宅への多数の被害が発生すると想定されます。これらの復旧工事に迅速に取りかかるには土地所有者や境界が明確になっていることが大事だと思いますが、県の地籍調査の現状について教えてください。また、市町の人材不足等により、地籍調査が進まないことが懸念されますが、県の考えを聞かせてください。
答 本県の地籍調査の進捗率は、昨年度末で9・5%と極めて低い状況であり、市町と連携して進捗率の向上に取り組んでいるところです。地籍調査は南海トラフ地震対策の面からも大変重要であると考えており、今後も緊急性の高い地区の地籍調査を市町に促すとともに、国には必要な予算の確保を強く要望していきます。
三重県広域受援計画
平成29年度に三重県が策定した計画で、大規模災害発生後、国、他県等からの応援を円滑に受入れ、効果的な被災者支援につなげることを目的に、緊急輸送ルートや活動拠点などについてあらかじめ整理したものです。