下島里美

下島しもじま 里美さとみ

介護分野の人材確保に町も努力を

保健福祉課長 木曽地域全体の問題である


 松塩筑木曽老人福祉施設組合が示している、特別養護老人ホームのあり方に関する指針の「現実に即して計画的に安定的なセーフティーネットの再構築を図る」とは。

町長 木曽の3施設については、今後も維持していこうと確認できているが、将来的には高齢者の数も減っていく傾向にある。具体的な議論はしていない。3施設はできる限り存続して身近な所で利用できる方向は堅持していきたいが、状況を鑑みて規模は縮小せざるを得ない。経営が成り立っていくのか、地元自治体の負担でやっていくのかといったことが今後の大きな課題である。

 町単独の介護資格取得の助成等で介護分野の人材確保に努力を。

保健福祉課長 人材不足は、地域全体の問題。広域単位で話し合って研修会を開催している。町単独の介護資格取得の助成等は考えていない。ハローワークの制度等を紹介している。


なんてんの里
なんてんの里


地域おこし協力隊の更なる活用を

 制度活用上の課題は。

企画財政課長 協力隊員の具体的な業務等を明確にする必要がある。4年目以降の起業、定住を目指して導入目的をしっかり明確にしたい。町の考えを理解していただいて進めていくことも重要。
 委託するまでが最も重要。協力隊員との連携等が広く浅くなってしまっているので反省しながら対応している。

 制度の活用を拡大・発展させるべき。

町長 協力隊と地域住民が一体となって地域おこしにつながれば非常にありがたい。人口減少問題より地域の活性化、一人ひとりが元気で安心して住み続けられる機会になればと思っている。今後も継続してしっかり取り組んでいきたい。