松井淳一

松井まつい 淳一じゅんいち

町の事業の評価は

総務課長 事業ごと評価手順に従い進めている


 過去3年、町は新型コロナウイルス感染症に翻弄され、対症療法というべき対策に追われてきた。多くの資金が投入された。感染対策分、経済対策分、デジタル分があるが事業効果をどのように評価しているのか。

総務課長 過去2年で9億円の交付金をいただき、経済対策や物価高騰への対策、子育て支援を行ってきた。経済効果や住民生活の維持に貢献できている。デジタル化についても住民の皆様から便利になってきたと評価もいただいているので、投資に見合う事業が推進できていると考えている。

 町では多くの事業が進行しているが、それぞれの事業で目標設定、実行、評価、次のPDCA(アクション)を動かして進めていると思う。PDCAを進めるうえで難しいのは評価。この評価についてどう取り組んでいるのか。

総務課長 事業ごとにKPI(評価指標)を設定し、KPIが設定しにくい事業については町民の評価をいただきながら事業を進めている。現在約70事業で評価システムを動かしているが、その他の事業でも実行していきたい。

 地域循環型経済の賦活化やSDGs(持続可能な開発目標)の意識を持って事業評価は行われているか。

副町長 地域循環型経済の賦活化、SDGs推進の意識は常に持って評価に取り組んでいる。

 文化交流センター、プール、本庁、ビジターセンター、おもちゃ美術館、木工振興拠点、バイオマス拠点等の施設整備が進められてきた。これからも総合トレーニングセンター、木曽馬の里などの整備が行われる。どう動かすのか運用が大切になる。それぞれの施設についてビジョンは描けているか。

総務課長 今まで建設された施設について、その利活用は順調に行われている。これから整備される施設の運用についても、ビジョンを描き施設整備に取り組んでいく。